寿司飯の作り方

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材料

  • 水(鍋で炊く場合は米の量の1.2~1.5倍)
  • 砂糖

作り方

  1. 酢、砂糖、塩を適量混ぜ、寿司酢を作る。酢の瓶のラベルに必ず寿司酢の作り方が載っているので、それを参考に!既に調味済みの寿司酢を使っても。炊き上げたご飯をなるべく大きな入れ物に移し、真ん中にうず高く盛って、熱いうちに酢をてっぺんからかけ、しゃもじで切り混ぜる。

カリフォルニア・ロール

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裏巻きは難しそうに見えるが、実は細巻きより楽にできる。巻き簾が汚れるのと寿司飯がくっつくのを防ぐため、巻き簾の上にサランラップを敷くのがポイント。具が多すぎると上手く巻けないので加減して。きゅうりの代わりにかいわれ大根やアルファルファを使っても良いかも。太巻きの場合は、何故か側面に白胡麻を振るレストランが多い。良ければお試しを。トビコなど、小さい魚の卵系を全面にまぶしたカラフルなものもある。

材料

  • アボカド
  • きゅうり
  • 蟹かまぼこ、あるいは本物の蟹!
  • マヨネーズ(なくても可)
  • 海苔

作り方

  1. 寿司飯を作る
  2. アボカドを切る
    アボカドを半分に切り、種を取る。包丁の元を種に刺して捻ると簡単に取れる。半分をくし型に5等分する。大きさによって何等分にするかは考慮しよう。皮を外し、なるべく変色を防ぐため、ラップにくるんでおく。
  3. きゅうりを切る
    きゅうりを細切りにする。長さは海苔の幅の半分くらい。カナダのきゅうりは太いので、4ミリくらいの厚い桂剥きにし、それを細く切ると良いかも。中心の種の部分は乱切りにして塩を振り、突き出しにでもしてしまおう。曲がったきゅうりを使う場合は、短い極細切りにしてもいいかも。違った食感が楽しめる。
  4. 蟹かまぼこ、あるいは本物の蟹!の準備
    ロール状蟹かまぼこの場合、適当な太さに裂くだけで良い。フレーク状、あるいは本物の蟹!の場合は、マヨネーズを適量混ぜて、まとまりが良いようにする。
  5. 海苔にご飯を敷き詰める!
    冷水を入れたボール、寿司飯、海苔を用意する。細巻きにする場合は海苔を半分に切っておく。あるいは寿司飯を乗せてから半分に切っても良い。乾いて平らな場所に海苔を置き、冷水で冷やした手で寿司飯を取って乗せ、薄くまんべんなく敷き詰める。いくつも作る場合は、初めにこの作業をまとめてやっておくと良い。海苔同士はくっつかないので、海苔側を合わせて重ねておく事ができる。
  6. 具を乗せる
    巻き簾を広げ、この上にサランラップを敷く。あるいは、巻き簾を濡らすだけでも。ご飯を下にしてこの上に乗せる。手前側の端が巻き簾の端に揃うように置く。何処を切っても金太郎飴状態になるように、真ん中の位置に細長く具を乗せる。太巻きの場合はたっぷりと、細巻きの場合は少なめに。アボカド好きな方は一本に三切れくらい入れても良いかも。蟹にマヨネーズを加えていない場合は、ここで少量入れてやると良いかも。クリームの搾り出し袋を使うと、細く搾り出せる。巻く時べちゃべちゃするので、省略しても可。
  7. 巻く!
    普通の細巻きと同じ要領。手前から海苔ごと巻き簾を持ち上げ、具を包み込み、具の向こう側で一旦止め、強く押さえる。巻き簾の端を外し、「寿司」のみを転がす。上から巻き簾で覆い、上面に両手人差し指、垂直面手前に両手親指、向こう側に中指を当て、三方から押さえつけて「四角柱」を作るようにする。
  8. 一口大に切る!
    一口大に切り、切り口が見えるように立てて並べる。切る時は、包丁を濡らし、向こう側へ少し押しながら切り込み、手前へ引きながら切ると綺麗に切れる。

補足

北米の定番ヘンな寿司
BCロール(きゅうり、焼いた鮭の皮、バーベキューソース)
スパイシー・ツナ(マグロ、スパイシーソース)
てんぷら巻き(きゅうり、海老のてんぷら、マヨネーズ)
ホタテの軍艦(ホタテ貝柱をチョップして、マヨネーズで和える)

グレープフルーツの手巻き寿司!

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自分の好物を寿司の具にしてみただけ…。グレープフルーツを寿司の具にするのは意外らしく、知らずに食べた人がその感触から「魚の卵」だと勘違いした事があった。カナダ人にとっても意外な取り合わせらしいが、結構誰にでも好評。何処でも材料が手に入るのも有り難い。

材料

  • グレープフルーツ
  • きゅうり、かいわれ大根など緑色のもの
  • ツナ缶
  • コーン(なくても可)
  • マヨネーズ
  • 海苔

作り方

  1. 寿司飯を作る
  2. 具の準備
    グレープフルーツは皮を剥いて一口大にほぐす。カリフォルニア・ロールと同様にきゅうりを細切りにする。ツナをマヨネーズと和える。コーンは水気を切っておく。
  3. 巻く!
    半分に切った海苔を乾いた平らな場所に横長に置き、その左半分に一握り分の寿司飯を乗せ、丸く広げる。この上に具を彩りよく乗せ、円錐状に巻く。手前左下の角を上端中心に合わせるようにして具を包み込み、残りの海苔のみの部分をその形状に沿わせるようにすると上手くいく。

オリジナル・サラダ・チラシ

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単に残り物を利用しただけなのだが、作ってみたら意外に美味かった!巻くのが面倒な人はチラシ風に具を切って、こちらで済ますのが良いかも。

材料

  • 上記寿司具の残り物、及び寿司飯

作り方

  1. 寿司飯を盛り、具を乗せる。好みで醤油やマヨネーズをかけて。

即席トマト・チラシ

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オクラのねばねばが意外とイケるよ!

材料

  • トマト
  • オクラ
  • コーン
  • マヨネーズ(なくても可)
  • 寿司飯
  • その他、好みで蟹かまぼことかツナとか

作り方

  1. トマトはサイコロ状に切り、オクラは薄切りにする。これらの具をボールに入れ、マヨネーズを少量入れて和える。冷ました寿司飯に混ぜ込んで出来上がり!

バンクーバーの寿司は美味いか!?

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ワーキングホリデー時代、2ヶ月だけ寿司屋で巻物職人をしていた。実はそれまでチラシ寿司でさえ作った事もなかったのだが、初日にいきなり「こうやってこうやるのだよ」とちゃちゃっと教えられ、ハイじゃあよろしく、と、いきなりカウンター前の調理台に立たされたのである。こんな俄か仕込みのバイトを使うなんて、ここの寿司屋は三流に違いない、と思った。一応板前は日本人だったが、事実、使っている材料は冷凍物が多く、少なくとも日本の超一流寿司屋に肩を並べられるものではないと思っていた。

ところが。

5年後、二度目にカナダを訪問中、カナダ人の知り合いに二度ほど寿司をご馳走になった事がある。他の寿司屋で食べるのは初めてのことだった。一回目に連れて行かれたのはショッピングモールの中の回転寿司。「寿司をご馳走しよう」と、如何にも羽振りの良い事を言われたので、内心結構期待していたのに、コレである。しかし、日本の回転寿司はこの頃侮れない。相手のカナダ人もここの寿司は結構美味いと太鼓判を押す。一縷の望みは捨てなかった。が、閉店間際だったため、主だったネタは殆んど切れており、回っているのは干からびて不味そうな物ばかり。「注文しても良いよ」と相手が言うので、そうしてみたものの、ネタ切れのためロクな物は残っていないし、サービスも粗悪で、頼んだ物がなかなかやってこない。やっと出てきたと思った「てんぷら巻き」は、中身が何なのかよくわからない代物で、脂っこくて、とにかく不味い。「カナダの寿司は日本のと違うって聞いたことがあるけど、これなんかもそう?でも結構美味いよね」などと本気の顔で言ってくるからますますげんなりしてきた。

二回目はランチタイム食べ放題の寿司屋で、店の名はれっきとした日本語表記、しかし、従業員は全員中国人であった。今度はネタ切れなどという事もなく、頼んだ物が全て出てきたものの、その一つ一つの小さい事!てんぷらは相変わらずべとっとしているし、鮭皮の香ばしさが売り物のBCロールも焼き加減が甘い。しかし、相手のカナダ人は「う~ん、うまいね!」と、かなりご満悦のよう。相手の奢りなので下手な事は言えなかった…。

そんなこんなで、それまで三流だと思っていたバイト先の寿司屋が、まあ、相変わらず三流には違いないのだが、バンクーバーではマシな部類に入る事実に気が付いたのだった。

また、バンクーバーにフリーツアーで遊びに来た友人が、ツアーのフリーオプションである「寿司ディナー」を食べてきて一言、「みごと最悪、disgusting」だったそうだ。筆者は実際には食べていないので、何処がどう不味かったのかわからないが、フリーの企画なんてそんなものである。大体、カナダに来てまで何故日本食を食べさせようとするのか、旅行社の考える事はよくわからん。カナダの方がネタが新鮮で美味しい、ならともかく。しかし、そんな風に勘違いしている人は多いらしい。

そう言えば、寿司屋でバイトしていた時分、ワーキングホリデーか留学でこちらに住んでいそうな日本人の男の子と、彼を訪ねて日本からやって来たと思われる友人らしき人が2-3人、カウンターの前に陣取っていた事がある。「美味しい~!」とばくばく寿司をがっつく友人たちに向かって、長期滞在者らしきその男の子は、実に得意げにこう言った。「そりゃそうさ、だって、ネタが違うんだもん!」…お~い、どのネタの話ですか~???ウチのネタは殆んどが冷凍なんですけど~?、と、勿論そんなことは言いはしなかったものの、彼の知ったかぶり振りは爆笑物だった。

バンクーバーは日本人在住者が多いせいか、寿司屋の数もザラじゃない。中には上のような他のアジア人経営の怪しい店もあるから、ひょっとしたら、日本国内の同じような市街地よりも密度は高いかもしれない。しかし、その半分はファストフード感覚なものだ。また、怪しい巻き寿司の数々が余程ポピュラーなこの地では、高い技術が必要な「握り」の腕はそれほど必要とされないのかもしれない。何しろ「型抜き寿司セット」で作った寿司でも満足してしまうようなレベルの客層なのだから…。

寿司屋で働いていたせいもあるけれど、筆者のような中途半端な長期滞在者はカナダにいてまで、わざわざ寿司なんか食べに行かないものだ。ひょっとしたら、筆者が知らないだけで、何処かに超一流の寿司屋が存在するのかもしれない。カナダを離れる前に、そんなものを探してみるのも面白いだろうし、また、日本ではお目にかかれない北米産メニューを食べ納めておきたいとも思っている。