ありあわせホットケーキ

計量、一切しません!ご飯を炊き忘れた朝などに主食代わりにぱぱっと作ってしまえるツワモノおやつなのです。

ところで、近頃我が国では「パンケーキの店」なるものが巷に出没し始めているようですが、パンケーキとホットケーキは同義なんですかね?英語圏の知人が、まさに私が作るこのようなモノを指して「パンケーキ」と呼び習わしていたし、フライパンで作るコレはパンケーキということになるのだと思うのですが、いわゆる「パンケーキの店」のパンケーキは、やたらとゴージャスで、見かけもオシャレで、たかだか小麦粉の水溶きを焼いただけにしてはべらぼうな値段がするモノであるようなのです。

そして、ある日本人の知人によると「私のような田舎者にとってはパンケーキという響きが特別なもの」だとかなんとかで、両者は同義でないとのこと。よくわからない主張だ…。田舎者かどうかは別に関係ないと思うのだが。

まー、英語のボキャブラリー的には元来同じモノである、と私は確信していますけども(^_^;) というか、英語圏ではホットケーキ、という呼び方はあまりしないみたいですね。

材料

  • 小麦粉(1人分ならカップ1杯くらい?食べたいだけ使う!)
  • 卵(1人分1個)
  • 牛乳(または乳清、量はテキトー)
  • 砂糖(甘いのが好きならたくさん。そうでもなければ小さじ1くらい)
  • ベーキングパウダー(小さじ1くらい、重曹なら1つまみ)
  • マヨネーズ(2絞りくらい)
  • なんか味付けしたければホカの材料、無難なところでココアパウダー、抹茶、乾燥蓬など。黒すり胡麻を加えると、香ばしいし、健康的!変わったところで絹ごし豆腐トカ!

作り方

  1. 粉類をふるう
    小麦粉、ベーキングパウダー、砂糖を一緒くたにしてふるう。粉ふるいがなければザルとか味噌漉しでOK
  2. 卵、牛乳、マヨネーズを入れて混ぜる
    牛乳は量を調整しながら入れる。あまり水っぽくならないぐらいに。泡だて器や木べら、ゴムべらなど、テキトーな道具でしっかり混ぜる!この時、他の味付け材料も混ぜ込む。
  3. 焼く準備
    美味しく焼き上げるにはココの工程が意外と重要!濡れ布巾を調理台に広げておき、フライパン(ウチはフライパンがないので中華ナベ)を煙が出るまでよく熱する。油を入れて全体に回した後、ペーパータオルで余分な油をふき取り、弱火にする。濡れ布巾にフライパンの底を1秒間当ててから火の上に戻す。
  4. 焼く!
    50センチくらい上からタネを落とす(こうすると綺麗に丸くなります)。表面に穴が空いてきたらひっくり返し、蓋をする。みるみる膨らんできます!
  5. 食べる!
    味付けしていない場合はスキなものをつけて召し上がれ。無難なところでゴマペースト、はちみつ、バターなど。変わったところでキムチとマヨネーズ、ヨーグルトなど。

補足

マヨネーズを入れると含まれている酢や油の作用でふんわりさくっと仕上がるのだとか。(株)キューピーさんの研究によると、全体量の7.5%が最も美味しく仕上がるそうです。ホットケーキミックスで作る場合にもマヨネーズを足してみよう!
ベーキングパウダーがなければ重曹で代用してもOK。たくさん入れると苦味が出るので、ひとつまみ程度で。
ところで、ウチではカスピ海ヨーグルトを作っていたのですが、年月を経るうちにそれが変質(?)し、水分(乳清)とヨーグルトが分離してしまうようになってしまいました。ホットケーキを作る時にたまたま手近にあると、牛乳の代わりに乳清を入れてしまいます。牛乳を入れた時よりもしっとり仕上がります。牛乳の代わりにヨーグルトそのものを入れてもいいかもしれません。
絹ごし豆腐、キムチなどは「チョイ足しクッキング」みたいなテレビ番組でやっていました。騙されたと思ってやってみてください!ホントに美味しいよ!
ホットケーキを裏返してから蓋をすると、フライパンに接している固まりきっていない部分の膨張が促進されて、ふわっと膨らみます。
フライパンも中華鍋もない場合は、雪平鍋などの片手鍋でもOK。タネが横に広がらないため、余計にふわっと仕上がるようです。山小屋で働いていた時、同僚の斉藤洋子が雪平鍋でよく作ってくれていました。上の写真はテフロン加工のミルクパンで焼いたもの。ふっくら厚く焼けました。