カナダ

第1節 カナダのフツーの人々

4年振りにカナダにやって来た!

2002年6月下旬、その数年前にワーキング・ホリデーで滞在していたカナダを再び訪れた。まず以前ホームステイしていたKamloopsのお宅を訪れた。バンクーバーから車で4時間ほどの所にある田舎街である。

ファミリーの一部は横なり縦なりに著しく成長してしまっていた。特に、末の男の子は、まだ13歳だというのに筆者の身長を優に越しており、母親が「彼はとってもハンサムで、何処に行っても女の子の注目の的なの」と言うのが手前味噌だと思いきや、結構そうでもなかったりする。「I am a big guy.」といつも背伸びをしていたチビは何処へ行ってしまったのか(ホントに「big guy」じゃん)。声も変わって、まるで別人である。しかし、中身は至って子供である。スポーツ好きで勉強が嫌い。宿題をやらせるために、いつも母親が手を焼いている。

さて、夏の間にアメリカで2件用事ができたため、その間カナダに居れば良いじゃん、という事で訪加を計画したのだが、カナダからアメリカまでの交通費が高くて、下手すりゃ日本からの航空運賃にも匹敵する事が判明。しかし、転んでもタダでは起きてやるものか。バンクーバーから程近いシアトルを基点にすれば、航空運賃はかなり安くなる。1件はこれでクリア。加えて、アメリカ大陸の大きさを実感するのに電車の旅もよかろうという事で、長距離列車アムトラックの激安チケットを見つけて購入した。これでカナダに滞在する意味もあろうというものだ。

ところが、この鉄道会社が資金繰りの都合で今にも業務停止に追い込まれそうだというのだ。このところ不幸続きだった筆者一族のために(出発直前に筆者自身が交通事故に遭ったり、病人が出たり大変だったのだ)、知り合いのオバさんが日本からカナダの方角に向かって天然塩をまいてくれたそうである。アメリカ政府、頼むからオバさんに免じてアムトラックに融資獲得支援をしてくれ~!

Kamloopsには7月いっぱい滞在し、その後、バンクーバーへ。10月半ばくらいまでいるつもりで来ていたが、1年オープンのチケットなので、初期の段階では予定は甚だ不透明。クリスマス前に盛んになる手作りアートのフリーマーケット、「クラフトセール」への出品を目論んで、自分の作品や材料もたんまり持ち込んだ。これで滞在費くらい稼ぎ出せるといいのだが…。

バンクーバーの夏はブラックベリーがたわわに実る。ホワイトリカーも持ち込んだ事だし、しっかり漬け込んで持って帰らねば。