韓国
第4節 韓国語あれこれ

どうして韓国訛り

先日、ひょんなところで韓国人に出会った。筆者がとあるガイジンにだまされ?て、休暇がてらタダ働き?させられた、とあるリゾート施設でのこと。ここで行われていたヨガのレッスンに参加したのだが、その講師、ベラベラに日本語を話すものの、もろ、韓国語訛りだった。彼女は太極拳の講師もしているので、韓国語の知識が全くない人には彼女は中国人に見えるらしいが。

そんなことはともかく。初めて出席したレッスンが終わった時、人懐っこく受講生全員に声をかける講師のSさん。筆者はすかさず、彼女に「韓国の方ですね」と声をかけた。すると相手はビックリして

「どうしてわかったんですか?」

ぇと…ばりばり韓国訛ってますから…。

例えば、彼女は「頭」のことは「あだま」と発音する。これは語中の清音を濁音化してしまう、もろ韓国語ちっくな発音である。「つ」が「ちゅ」になってしまう傾向も著しい。

「発音で」と筆者が当たり障りなく返すと、彼女、不思議なことをのたまう。

「へぇ~、いつもは英語っぽい発音だって言われるんですよ」

え~っと、何処のおバカさんがそんな事をおっしゃったんでしょうか?少なくとも、彼女の日本語の発音に英語訛りはまったくと言っていいほど、あぁ~~りません!アナタ、英語の発音ってどんなものかわかって言ってるんですか?

聞けば、彼女は生まれも育ちもアメリカ、韓国語も日本語も10代になってから学んだそうである。と言う訳で、韓国語を話す時は日本語訛りになるんだとか???筆者が聴いた限り、どこも日本語訛ったりしていない、ものスゴー流暢な韓国語だったが???両方ともほぼ同じ時期に学んだ外国語だと言うのに、彼女にとっての母語である英語よりも韓国語の訛りが日本語「だけ」に激しく現れるのは何故なのだろう?

日本語「だけ」というのは、実は彼女はフランス語も堪能。たまたまフランス人の客もいたので彼女のフランス語を聴く機会もあったのだが、彼女の話すフランス語には韓国語訛りは発見できなかった。

日本語は、韓国語訛りが顕著に出やすい発音体系なのだろうか?

誰か知っている人がいたら教えてください。